週間マーケットコメントとポートフォリオ実績(2023年7月)
ポート実績(2023年7月28日)
◇積立金額合計
3,200,000円
◇ポートフォリオ評価額
4,244,103円
◇損益
+1,044,103円(+32.6%)
◇各ファンドの騰落率推移
・インド株式
第1週:+0.1%
第2週:-2.6%
第3週:+3.0%
第4週:+0.5%
・為替ヘッジHY債券
第1週:-0.6%
第2週:+1.7%
第3週:-0.3%
第4週:-0.1%
・Jリート
第1週:-0.5%
第2週:+0.9%
第3週:+0.3%
第4週:+1.1%
※各ファンドや運用前提については 「私のポートフォリオ」シミュレーション開始 を参照してください。
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マーケットコメント(第1週)
今週の世界の株式市場は総じて下落しました。先進国は下落、欧州を中心に売られました。新興国も下落、韓国や台湾を中心に売られました。
◆主なプラス材料
- 市場予想を下回るISM製造業景況感指数
◆主なマイナス材料
- 市場予想を上回るADP雇用統計
- 市場予想を上回るISM非製造業景況感指数
- タカ派的な内容を示したFOMC議事要旨
- 市場予想を上回る米雇用統計の平均時給
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週は発表された米経済指標に振らされる展開となりました。相変わらず市場予想を上回ると米利上げ懸念が高まりネガティブに、逆に市場予想を下回るとポジティブに反応する天邪鬼なマーケットが続いています。
まずは、前週挙げた米国の注目指標の結果を確認しましょう。
指標 | 予想 | 結果 |
---|---|---|
ISM製造業景況感指数 | 47.2 | 46.0 |
ADP雇用統計(前月比) | +22.8万人 | +49.7万人 |
ISM非製造業景況感指数 | 51.0 | 53.9 |
米雇用統計(以下) | ||
非農業部門雇用者数(前月比) | +22.5万人 | +20.9万人 |
平均時給(前月比) | 0.3% | 0.4% |
失業率 | 3.6% | 3.6% |
前述した通りISM製造業景況感指数は市場予想を下回りポジティブに反応、ADP雇用統計とISM非製造業景況感指数は市場予想を上回りネガティブに反応しました。米雇用統計については、非農業部門雇用者数が市場予想を下回りましたが、前日に発表されたADP雇用統計が市場予想を大幅に上回ったこともあり、さほど材料視されませんでした。むしろ、よりインフレと連動性の高い平均時給が市場予想を上回ったことで、若干ですがネガティブに反応しました。
経済指標以外では、「バイデン米政権が中国企業を対象にクラウドコンピューティングサービスの利用制限を設ける準備を進めている」との報道もあり、米国と中国の経済的な対立が再び激しくなりかねないとの懸念がマーケットの重しとなりました。
■次週の注目材料
7月12日(水)
米消費者物価指数(CPI)
7月13日(木)
米卸売物価指数(PPI)
次週は米物価指標が2つ発表されます。7月25、26日のFOMCでの利上げにも影響することから、相応にマーケットへのインパクトがあると考えます。
私のポジションについては、今週は久しぶりに予想通りに動いてくれて正直ホッとしています(笑)このまま下がり続けることもあり得ると考えているので(そもそも、それを取りに行くポジション作りをしているため)、ベアポジションは維持したいと思います。
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マーケットコメント(第2週)
今週の世界の株式市場は総じて上昇しました。先進国は上昇、ユーロ圏を中心に買われました。新興国も上昇、韓国や台湾を中心に買われました。
◆主なプラス材料
- 市場予想を下回る米消費者物価指数(CPI)
- 市場予想を下回る米卸売物価指数(PPI)
- 市場予想を上回る米消費者態度指数
◆主なマイナス材料
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週は、前週注目材料として挙げた米物価指標が市場予想を下回り、マーケットを押し上げました。
6月の米CPIはエネルギー・食品を除くコア指数が前月比+0.2%と市場予想の+0.3%を下りました。また、6月の米PPIも前月比+0.1%と市場予想の+0.2%を下回りました。FRBが6月に公表した政策金利見通しでは、年内あと2回の利上げを示唆していましたが、これらの結果を受けて次回7月会合での利上げが最後になるとの見方が強まりました。
また、ミシガン大学が発表した7月の米消費者態度指数は72.6と市場予想の65.5を上回り、2021年9月以来の高水準となったことも株式市場の追い風となりました。
■次週の注目材料
7月17日(月)
中国GDP
7月18日(火)
米小売売上高
7月21日(金)
日本消費者物価指数
次週は18日の米小売売上高に注目が集まりそうです。日本株やドル円市場にとっては日本の消費者物価指数も重要イベントになるでしょう。
私のポジションについては、今週も予想通りに動きました。世界株市場が上昇する中、日本株が下落したのはかなり象徴的なマーケットだったと考えます。個人的には、少し前までの日本株優位の展開が反転した可能性は高いと見ています。このため、ベアポジションは維持する予定です。
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マーケットコメント(第3週)
今週の世界の株式市場は総じて上昇しました。先進国は上昇、英国を中心に買われました。一方新興国は下落、中国や台湾を中心に売られました。
◆主なプラス材料
- FRBが利上げを打ち止めするとの見方が広がったこと
◆主なマイナス材料
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週は、FRBの利上げ打ち止め観測が高まったことによって、投資家のリスクオンの動きが顕著にみられる展開でした。
前週注目材料として挙げていた中国GDPは前年同期比が+6.3%と市場予想の+7.1を下回り、中国株市場の大きな重しとなったものの、それが世界株市場に大きく波及するには至りませんでした。
米国においては、ニューヨーク連銀が発表した米製造業景況指数がプラス1.1と市場予想の0.0を上回った一方で、価格指数の低下が目立ち、マーケットのインフレ懸念後退に繋がりました。また、米小売売上高は前月比+0.2%と市場予想の+0.5を下回りましたが、これすらもFRBの利上げ打ち止めに寄与するものとしてポジティブに受け止められました。
■次週の注目材料
7月26日(水)
FOMC(2日目)
7月27日(木)
ECB政策金利、米GDP(速報値)
7月28日(金)
日銀金融政策決定会合(2日目)、米PCEコア・デフレーター
次週は米国、ユーロ圏、日本の政策金利の発表があり、超注目度の高い週となります。特にFOMCは、今回0.25%の利上げを行い、それで打ち止めになることが確実視されているため、その先の見通しに焦点が当てられています。個人的には期待が過熱気味になってるため、材料出尽くしの売りが出る展開になるのではないかと見ています。
私のポジションについては、今週も予想通り日経平均が小幅に下落しました。ただし、休み中に日銀の金融緩和継続の報道が出て、先物市場が大きく上昇しているため、週明けは上昇して始まる展開となりそうです。米国株市場(NYダウ)の連騰はリスクですが、日本株の過熱感は冷めているとの見方は変わっていないため、引き続きベアポジションを維持する方針です。
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マーケットコメント(第4週)
今週の世界の株式市場は総じて上昇しました。先進国は上昇、ユーロ圏を中心に買われました。新興国も上昇、中国を中心に買われました。
◆主なプラス材料
- FOMCの結果がおおむねマーケットの想定通りだったこと
- ECBのハト派的な発言
- アルファベットやメタ・プラットフォームズの決算が市場予想を上回ったこと
◆主なマイナス材料
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週は、欧米の利上げ観測が弱まったことと、米国の主要ハイテク株の決算が総じて良好な内容だったことから上昇しました。
前週注目材料として挙げていたFOMCの結果は市場予想通り0.25%の利上げとなり、その後の記者会見についても大きなサプライズはなしとしてポジティブに捉えられました。また、ECBも市場予想通り0.25%の利上げを行いました。ただし、ラガルド総裁の記者会見は、9月以降の金融政策方針について据え置きの可能性もあり得ると示されたことがポジティブサプライズとなりました。一方で、日銀の金融政策決定会合ではイールドカープ・コントロール(YCC)の修正が決定されたことがネガティブサプライズとなりました。
経済指標関連では、2023年4~6月期の米実質GDP(速報値)が市場予想を上回った一方、米PCEコア・デフレーターが市場予想を下回り、米国の「経済良好、物価上昇鈍化」が改めて示されたことが好感されました。
アルファベット、メタ・プラットフォームズなどの米主要ハイテク株の決算が市場予想を上回ったことも相場を支えました。両者はそれぞれ週間で10.6%上昇しました。なお、マイクロソフトの決算も市場予想を上回りましたが、注目されていたAI関連収入の見通しが冴えないと受け止められ、株価は週間で1.6%下落しました。
■次週の注目材料
7月31日(月)
ユーロ消費者物価指数、ユーロ実質GDP(速報値)
8月1日(火)
ISM製造業景況感指数
8月2日(水)
ADP雇用統計
8月3日(木)
ISM非製造業景況感指数、アップル決算、アマゾン・ドット・コム決算
8月4日(金)
米雇用統計
次週も見ての通り超注目度の高い週となります。特に週後半のアップル決算、アマゾン・ドット・コム決算、米雇用統計はマーケットに大きな影響を与える可能性が高いでしょう。
私のポジションについては、今週は予想と逆に動きました。やはり、ベアポジションにとって米株市場の堅調さは特大のリスク材料になっています。金曜日引け後の日経平均先物は大きく上昇しており、週明けは上昇して始まる可能性が高いでしょう。一方で、日銀の動向はベアポジションにとってフェイバーな材料になりそうです。足元の物価上昇を考えると、この先も何らかの金融緩和の見直しは必要になると考えられます。引き続きベアポジションは維持する方針です。
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