週間マーケットコメントとポートフォリオ実績(2023年10月)
ポート実績(2023年10月27日)
◇積立金額合計
3,350,000円
◇ポートフォリオ評価額
4,442,744円
◇損益
+1,092,744円(+32.6%)
◇各ファンドの騰落率推移
・インド株式
第1週:-0.5%
第2週:+2.0%
第3週:-0.1%
第4週:-2.9%
・為替ヘッジHY債券
第1週:-1.2%
第2週:+0.5%
第3週:-1.2%
第4週:-0.1%
・Jリート
第1週:-1.5%
第2週:+0.5%
第3週:-1.2%
第4週:+1.3%
※各ファンドや運用前提については 「私のポートフォリオ」シミュレーション開始 を参照してください。
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マーケットコメント(第1週)
今週の世界の株式市場は総じて下落しました。先進国は下落、日本を中心に売られました。新興国も下落、韓国やブラジルを中心に売られました。
◆主なプラス材料
- 市場予想を下回るADP雇用統計
◆主なマイナス材料
- 市場予想を上回るISM製造業景況感指数
- 市場予想を総じて上回る内容の米雇用統計
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週も引き続き米経済指標が市場予想を上回ると米利上げ懸念が高まりネガティブに、逆に市場予想を下回るとポジティブに反応するマーケットでした。
まずは、前週挙げた米国の注目指標の結果を確認しましょう。
指標 | 予想 | 結果 |
---|---|---|
ISM製造業景況感指数 | 47.7 | 49.0 |
ADP雇用統計(前月比) | +15.3万人 | +8.9万人 |
ISM非製造業景況感指数 | 53.6 | 53.6 |
米雇用統計(以下) | ||
非農業部門雇用者数(前月比) | +17.0万人 | +33.6万人 |
平均時給(前月比) | 0.3% | 0.2% |
失業率 | 3.7% | 3.8% |
米雇用統計については、発表直後は非農業部門雇用者数が市場予想を大きく上回ったことが材料視されて売られたため、ネガティブ材料として挙げました。ただ、平均時給や失業率はポジティブに受け止められたことから、悪材料出尽くし感もあり、同日の米国株式市場は大きく上昇しました。
一方、日本株市場が長期金利の上昇などを背景に大きく下落したことが世界株市場の重しとなりました。
■次週の注目材料
10月11日(水)
米卸売物価指数(PPI)
10月12日(木)
米消費者物価指数(CPI)
次週は米国の物価関連指標に注目が集まることが想定されます。物価上昇も終息しつつあるという見方が定着しているため、サプライズが起こるならネガティブな方ではないかと見ています。
私のポジションについては、想定どおり日本株市場が下落したものの、週末に米国株市場が大きく上昇しています。月曜日の同市場次第ではありますが、日経平均先物の水準を見る限り、今のところ(月曜日深夜時点では)火曜日は上昇して始まる事が想定されます。一旦の利確タイミングを逃した感はありますが、ここから大きく反転する兆しとは捉えていないため、引き続きベアポジションを維持する方針です。
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マーケットコメント(第2週)
今週の世界の株式市場は総じて上昇しました。先進国は上昇、日本を中心に買われました。新興国も上昇、韓国を中心に買われました。
◆主なプラス材料
- FRB高官が相次ぎ追加利上げに慎重な見方を示したこと
- 米長期金利の低下
◆主なマイナス材料
- 中東情勢の緊迫化
- 市場予想を上回る米消費者物価指数(CPI)
- 市場予想を上回る米卸売物価指数(PPI)
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週は、FRB高官の利上げに慎重な発言が好感され買われる展開となりました。
まずは、前週注目材料として挙げた2つの物価指標の結果を見てみましょう。
どちらも市場予想を上回ったものの、原油価格上昇による要因が大きく、食品・エネルギーを除いたコア指数はおおむね市場予想と一致しました。このため、FRBの政策判断を変えるほどではないとの見方が広がり、大きな悪材料にはなりませんでした。
一方、FRBのジェファーソン副議長やダラス連銀のローガン総裁、アトランタ連銀のボスティック総裁らが利上げに慎重な発言をしたことで米長期金利が低下し、マーケットを押し上げました。
しかし、週末に中東情勢が緊迫化し、原油価格の大幅な上昇によるインフレ再燃の警戒感が大きく高まったことが嫌気され、上げ幅を縮める展開となりました。
■次週の注目材料
10月17日(火)
米小売売上高
10月18日(水)
中国GDP
10月19日(木)
パウエル議長の発言
10月20日(金)
日本消費者物価指数
次週は、19日に行われるパウエル議長の講演での発言に注目が集まりそうです。また、日本の消費者物価指数も日本株市場や米ドル円相場に影響を与える材料として注目です。
私のポジションについては、日本株市場が上昇し、ネガティブに働きました。正直、前週の先物の動きから週明けの上昇はある程度覚悟していましたが、ここまで上昇するのは予想外でした。ただ、ショートカバーの側面も強く、流れが大きく変わったとは見ていません。現時点の日経平均先物の水準から、週明けは大きく下落して始まると予想されます。今のところ短期テクニカル指標がワークしていることもあり、下落幅次第では一旦の利確も視野に入れています。
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マーケットコメント(第3週)
今週の世界の株式市場は総じて下落しました。先進国は下落、主要国が軒並み大きく売られました。新興国も下落、中国を中心に売られました。ただし、世界・先進国・新興国についてはMCSIのサイトの不具合によりデータが取得できなかったたため、Bloombergの各国データより推定してコメントしています。
◆主なプラス材料
特になし
◆主なマイナス材料
- 米長期金利の上昇
- 中東情勢の緊迫化
- 市場予想を下回るテスラの決算内容
- 市場予想を上回る米小売売上高
- 政策期待後退による中国株市場の大幅下落
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週は、プラス材料を探すのが難しいくらい多くのマイナス材料が出揃いました。
前週注目材料として挙げた米小売売上高は前月比+0.7%と市場予想+0.3%を上回った他、市場予想を上回る米住宅着工件数や市場予想を下回る米新規失業保険申請件数など、米利上げをサポートする経済指標の発表が相次ぎました。これを受けて、米長期金利が前週末の4.62%から4.92%へと大きく上昇し、相対的に金利上昇に弱いハイテク株を中心に売られました。
また、イスラエルとイスラム組織ハマスが依然として激しく衝突していることや、中国GDPが市場予想を上回り、政策期待が後退したことも売り材料となりました。
個別株では、テスラの決算内容が市場予想を下回り、同社株価が週間で15.6%下落したこともマーケットの重しとなりました。
■次週の注目材料
10月24日(火)
アルファベット決算、マイクロソフト決算
10月25日(水)
メタ・プラットフォームズ決算
10月26日(木)
ECB政策金利、米実質GDP、アマゾン・ドット・コム決算
10月27日(金)
米個人消費支出(PCEコア・デフレーター)
次週は、経済指標については27日に発表されるPCEコア・デフレーターが重要と考えます。しかし、それ以上に米主要ハイテク株の決算に注目が集まるでしょう。
私のポジションについては、日本株市場が下落し、ポジティブに働きました。ただし、利確するほどの下落ではなかったため、引き続きタイミングを計る方針です。米主要ハイテク株の決算次第では、つられて日本株市場も上昇する可能性はあると見ていますが、足元はそれ以外で上昇材料が出にくい環境と考えます。
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マーケットコメント(第4週)
今週の世界の株式市場は総じて下落しました。先進国は下落、米国を中心に売られました。新興国も下落、韓国を中心に売られました。
◆主なプラス材料
- 米長期金利の低下
- 原油価格の下落
◆主なマイナス材料
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週は、足元の米景気の強さを示す指標が相次ぎ、金融引き締め長期化への懸念が高まりました。
前週注目材料として挙げた米実質GDP(速報値)は前期比年率+4.9%と市場予想の+4.7%を上回りました。また、米PMI(購買担当者景気指数)(速報値)も製造業とサービス業ともに市場予想を上回るなど、米金融引締めの長期化懸念を高める指標が相次いで発表されました。
また、中東情勢についてはイスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻が始まるとの懸念が高まり、投資家のリスク回避姿勢が強まりました。
個別株では、企業決算が好悪入り混じったものの、クラウドサービスの収益が市場予想を下回ったことでアルファベットが大きく売られています。週間で9.9%下落し、相場を押し下げました。
■次週の注目材料
10月31日(火)
日銀金融政策決定会合(2日目)、ユーロGDP、米消費者信頼感指数
11月1日(水)
ADP雇用統計、ISM製造業景況感指数、FOMC(2日目)
11月2日(木)
アップル決算
11月3日(金)
米雇用統計、ISM非製造業景況感指数
次週は、日米の政策金利、米雇用統計、時価総額世界一のアップル決算が発表されるため、非常に濃厚な1週間になりそうです。FOMCについては、金利据え置きというのが大方の見方で株価にはほぼ織り込まれているため、先行き見通し(ドットチャート)と記者会見の内容に注目が集まると考えられます。
私のポジションについては、日本株市場が週間ではほぼ変わらずだったものの、金曜日の米国株市場の下落を受けて、週明けは大きく下落して始まる事が想定されます。米国株市場や日本の金利環境を踏まえると、なんとか踏みとどまっている印象が強く、次週で大きく下落してもおかしくないと見ています。引き続きベアポジションを維持しつつ、利確タイミングを計る方針です。
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