週間マーケットコメントとポートフォリオ実績(2023年8月)
ポート実績(2023年8月25日)
◇積立金額合計
3,250,000円
◇ポートフォリオ評価額
4,373,554円
◇損益
+1,123,554円(+34.6%)
◇各ファンドの騰落率推移
・インド株式
第1週:-0.7%
第2週:+2.5%
第3週:-0.3%
第4週:+1.5%
・為替ヘッジHY債券
第1週:-0.8%
第2週:+0.5%
第3週:-1.0%
第4週:+0.2%
・Jリート
第1週:-1.7%
第2週:+1.8%
第3週:-1.9%
第4週:+1.6%
※各ファンドや運用前提については 「私のポートフォリオ」シミュレーション開始 を参照してください。
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マーケットコメント(第1週)
今週の世界の株式市場は総じて下落しました。先進国は下落、ユーロ圏を中心に売られました。新興国も下落、台湾を中心に売られました。
◆主なプラス材料
- 市場予想を下回るISM製造業景況感指数
- 市場予想を下回るISM非製造業景況感指数
◆主なマイナス材料
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週は相変わらず経済指標が市場予想を上回ると米利上げ懸念が高まりネガティブに、逆に市場予想を下回るとポジティブに反応する天邪鬼なマーケットが続いています。ただ、経済指標よりは米国債の格下げが材料視される展開でした。
まずは、前週挙げた米国の注目指標の結果を確認しましょう。
指標 | 予想 | 結果 |
---|---|---|
ISM製造業景況感指数 | 46.8 | 46.4 |
ADP雇用統計(前月比) | +18.9万人 | +32.4万人 |
ISM非製造業景況感指数 | 53.0 | 52.7 |
米雇用統計(以下) | ||
非農業部門雇用者数(前月比) | +20.0万人 | +18.7万人 |
平均時給(前月比) | 0.3% | 0.4% |
失業率 | 3.6% | 3.5% |
この中だとADP雇用統計が予想と結果の乖離が大きく、マーケットに比較的大きなネガティブインパクトを与えました。また、米雇用統計についても最重要指標の一つなだけあり、平均時給が市場予想を上回ったことが注目され、ネガティブ材料となりました。
ただ、今週最も注目されたのは米国債の格下げです。格付け大手フィッチ・レーティングスは財政悪化懸念などを理由に米国債の格付けを最上位から1段階引き下げました。S&PやMoody’sの格付けほど重要視はされていないものの、このニュースを手掛かりに米長期金利が上昇、米ハイテク株を中心に売られました。
個別株では、アップルの決算が主力製品であるスマホの回復が鈍く、3四半期連続の減収となり売られました。一方で、アマゾン・ドット・コムは決算で市場予想を上回る7-6月期の売上高、営業利益見通しを公表し買われました。週間の株価騰落率はアップルが-7.1%、アマゾン・ドット・コムが+5.6%となっています。
■次週の注目材料
8月10日(木)
米消費者物価指数(CPI)
8月11日(金)
米卸売物価指数(PPI)
次週は米物価指標が2つ発表されます。ただ、次回FOMCは9月19日・20日と少し期間があるため余程市場予想と乖離しなければインパクトは比較的小さいと考えます。
私のポジションについては、想定通りに動きました。週明けも日経平均先物の水準を見る限り下落して始まりそうです。リスク材料と見ていた堅調な米国株市場も雲行きが怪しくなってきたこともあり、わりと予想通りの展開になってきたなと感じています。引き続きベアポジションは維持する方針です。
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マーケットコメント(第2週)
今週の世界の株式市場は総じて下落しました。先進国は下落、日本が買われた一方で英国を中心に売られました。新興国も下落、中国を中心に売られました。
◆主なプラス材料
- FRB高官のハト派的な発言
- 市場予想を下回る米消費者物価指数(CPI)
◆主なマイナス材料
- ムーディーズによる米大手銀行の格下げ検討の発表
- 中国貿易統計(ドル建て)の大幅減少
- 米卸売物価指数(PPI)
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週は、米物価指標がまちまちの結果となり、それ以外の材料で売られる展開となりました。
前週注目材料として挙げた米CPIコア指数は前年同月比+4.7%と市場予想の+4.8%下回りました。しかし、米PPIコア指数は前年同月比+2.4%と市場予想の+2.3%上回ったことで、物価見通しについては方向感に欠ける結果となりました。
一方、格付け会社ムーディーズがM&Tバンクなどを格下げしたほか、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンやステート・ストリートなど大手銀行の格付けを引き下げ方向で見直すと発表したことで、米地銀の経営不透明感が再燃し、大手銀行の業績悪化懸念も意識されました。また、中国の貿易統計でドル建ての輸出と輸入の前年同月比の減少率がともに2ケタとなり、中国の内需の弱さと世界景気の減速が懸念され、売りが優勢となりました。
■次週の注目材料
8月15日(火)
日本実質GDP(速報値)、米小売売上高
8月16日(水)
FOMC議事要旨
8月18日(金)
日本消費者物価指数
次週は比較的重要指標の発表が少ない週と言えそうです。FOMC議事要旨が内容次第ではマーケットに大きなインパクトを与えるかもしれないと見ています。
私のポジションについては、日本株市場が世界株市場とは反対に堅調に推移し、想定と逆の結果になりました。日本株市場にとっては、次週は超重要な指標が2つ発表されます。多くの日本人が実感しているとおり、日本の物価上昇がかなりの高水準となっており、消費者物価指数の数字が今後の日銀の金融政策見通しにも影響するでしょう。リスクヘッジ的な意味でも、引き続きベアポジションは維持する方針です。
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マーケットコメント(第3週)
今週の世界の株式市場は総じて下落しました。先進国は下落、英国を中心に売られました。新興国も下落、韓国を中心に売られました。
◆主なプラス材料
- 足元の相場急落による値ごろ感の高まり
◆主なマイナス材料
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週は、米利上げ再開懸念が高まり売られる展開となりました。
前週注目材料として挙げたFOMC議事要旨では参加者のほとんどがインフレ上振れのリスクが大きいとみていることが分かったことに加え、米小売売上高が前月比+0.7%と市場予想の+0.4%を上回りました。これらを受けて、米長期金利は一時4.28%と昨年10月以来の水準にまで上昇し、マーケットを押し下げました。
また、経営再建中の中国不動産大手、中国恒大集団がニューヨークで連邦破産法15条の適用を申請し、中国経済の先行き不安が投資家心理を冷やしたことなども売り材料となりました。
■次週の注目材料
8月23日(水)
米新築住宅販売件数
8月25日(金)
パウエルFRB議長発言(ジャクソンホール)
次週も比較的重要指標の発表が少ない週と言えそうです。その分、チャートの動きそのものに意識が向きやすいでしょう。日足で見ると短期的にかなりの安値水準に入っていますが、個人的にはボックス圏を下に抜けたような動きにも見えるため、このまま下がっていく展開を想定しています。
私のポジションについては、日本株市場も想定どおり下落したため、プラスに働きました。日経平均についても、今週の値動きはボックス圏を下抜けたとみることができるため、引き続きベアポジションは維持する方針です。
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マーケットコメント(第4週)
今週の世界の株式市場は総じて上昇しました。先進国は上昇、日本を中心に買われました。新興国も上昇、中国が売られた一方でそれ以外の国が総じて買われました。
◆主なプラス材料
- 足元の相場急落による値ごろ感の高まり
- エヌビディアの良好な決算内容
◆主なマイナス材料
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週は、様々な材料で値が動きましたが、結果としては前週までの下落による短期テクニカル的な買戻しの動きが大きかったと感じる内容でした。
前週注目材料として挙げたジャクソンホールでのパウエルFRB議長の発言は、年内追加利上げの可能性を改めて示唆する内容で、売り材料となりました。ただし、前日までにかなり織り込んでいた部分もあり、当日は発言の中のポジティブ材料を拾うような、どちらかと言えば悪材料出尽くしの動きとなりました。
個別株ではエヌビディアが市場予想を上回る第2四半期決算や第3四半期売上高見通し、および自社株買い計画を発表し、週間で6.3%上昇しました。
■次週の注目材料
8月30日(水)
ADP雇用統計
8月31日(木)
ユーロ消費者物価指数、米個人消費支出(PCEコア・デフレーター)
9月1日(金)
米雇用統計、ISM製造業景況感指数
次週は月初を含む週です。特に9月は米雇用統計がISM製造業景況感指数やISM非製造業景況感指数に先行して発表されるため、その分マーケットへのインパクトも大きいと考えます。
私のポジションについては、日経平均がボックス圏を下抜けると予想していたのですが、残念ながら読みを外し、お手本のような短期テクニカル的な買戻しの動きとなりました。ただし、週末に安値水準を抜けたところで大幅下落し、日本株市場の力のなさが改めて確認できる内容であったと捉えています。先物の動き的に週明けは上昇して始まると予想されますが、引き続きベアポジションは維持する方針です。
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