週間マーケットコメントとポートフォリオ実績(2023年11月)

2023年11月27日

ポート実績(2023年11月24日)

◇積立金額合計
3,400,000円

◇ポートフォリオ評価額
4,700,143円

◇損益
+1,300,143円(+38.2%)

◇各ファンドの騰落率推移
・インド株式
第1週:+1.8%
第2週:+2.4%
第3週:+2.0%
第4週:-0.3%

・為替ヘッジHY債券
第1週:+0.7%
第2週:+1.6%
第3週:+0.8%
第4週:+0.5%

・Jリート
第1週:-0.5%
第2週:-0.9%
第3週:+1.4%
第4週:+0.2%

※各ファンドや運用前提については 「私のポートフォリオ」シミュレーション開始 を参照してください。

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マーケットコメント(第1週)

今週の世界の株式市場は総じて大きく上昇しました。先進国は大幅上昇、米国を中心に買われました。新興国も上昇、ブラジルを中心に買われました。

◆主なプラス材料

  • 米国やユーロ圏の主要経済指標が軒並み市場予想を下回ったこと
  • FOMCが無難に通過したこと
  • 米長期金利の大幅低下

◆主なマイナス材料

<ムササビ親分のみ・か・た>

今週は米利上げ懸念が後退し、大きく買われる展開となりました。

まずは、前週挙げた米国の注目指標の結果を確認しましょう。

指標予想結果
ISM製造業景況感指数49.046.7
ADP雇用統計(前月比)+15.0万人+11.3万人
ISM非製造業景況感指数53.051.8
米雇用統計(以下)
非農業部門雇用者数(前月比)+18.0万人+15.0万人
平均時給(前月比)0.3%0.2%
失業率3.8%3.9%

軒並み市場予想を下回った(失業率は市場予想を上回った)ことに加えて、ユーロ圏の実質GDPや消費者物価指数も市場予想を下回りました。

また、FOMCでは政策金利を市場予想通りに据え置き、その後の記者会見でも従来の見解を繰り返したため、米利上げへの過度な警戒感が大幅に後退しました。米長期金利も前週の4.85%から4.58%へと大幅に低下したことも株式市場を押し上げました。

個別株については、アップルの決算内容が冴えずに一時下落したものの、上記要因から買われ、週間では5.0%上昇と米国株市場をやや下回る上昇率となりました。

■次週の注目材料
11月9日(木)
パウエルFRB議長発言
11月10日(金)
米消費者態度指数

次週は比較的重要なイベントは少なく、現在の市場心理が大きく表れる形になると予想され、テクニカル指標も意識されやすいとみています。前週までの警戒感が後退し、この流れからどこまで回復するかで、年内のトレンドを計るヒントとなりそうです。ただし、足元の株式市場が大きく上昇したため、逆にパウエル議長の発言にはやや警戒が必要といったところでしょうか。

私のポジションについては、前週の予想とは完全に逆を行き、大きくネガティブに働きました。米経済指標に加え、日銀政策決定会合も事前の警戒が後退する形となり、ファンダメンタルズ的に上がるしかない材料が出揃ったため、当然の結果と言えるでしょう。ただし、あくまでネガティブ要素が薄れただけなので、今年の高値を更新するような展開は想定しておらず、我慢の時が長引いただけと割り切っています。

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マーケットコメント(第2週)

今週の世界の株式市場は総じて上昇しました。先進国は上昇、米国を中心に買われました。新興国も上昇、ブラジルを中心に買われました。ただし、世界・先進国・新興国については9日(木)までのデータしか取得できなかったたため、Bloombergの各国データより推定してコメントしています。

◆主なプラス材料

◆主なマイナス材料

  • 米長期金利の上昇
  • パウエルFRB議長のタカ派的な発言

<ムササビ親分のみ・か・た>

今週は材料が乏しい中、前週の楽観的な見方を引き継ぐ形で堅調に推移しました。

前週注目材料として挙げた、IMFのパネル討議におけるパウエル議長の「さらなる引き締めが適切になれば、ためらいなくそうする」といった発言がややタカ派的に受け止められたことや、米長期金利が上昇したことがマーケットの重しとなりました。

一方、原油価格の下落や、米消費者態度指数が63.7と市場予想の60.4を下回ったことでインフレへの懸念が後退し、前週に続いて投資家のリスク選好姿勢が高まりました。

■次週の注目材料
11月14日(火)
米消費者物価指数(CPI)
11月13日(水)
日本実質GDP(速報値)、米小売売上高米卸売物価指数(PPI)

次週は米物価指標の発表が注目されそうです。足元はインフレ鈍化傾向が継続し、一時期に比べて注目度は落ちたものの、まだまだマーケットを動かす要因になりうると見ています。

私のポジションについては、前週に続いてネガティブに働きました。足元の日経平均先物の水準から週明けも上昇して始まることが想定されますが、まだ年初来高値を突破して上昇するにはプラス材料が乏しいと考えます。引き続き我慢の局面と捉えています。

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マーケットコメント(第3週)

今週の世界の株式市場は総じて上昇しました。先進国は上昇、ユーロ圏を中心に買われました。新興国も上昇、ブラジルや台湾を中心に買われました。

◆主なプラス材料

◆主なマイナス材料

特になし

<ムササビ親分のみ・か・た>

今週は米個別決算で冴えない銘柄が下落したものの、米インフレ懸念と景気悪化懸念の後退材料が出揃うという、ほぼ理想的な結果が示され堅調に推移しました。

前週注目材料として挙げた、米CPI(前月比)は市場予想+0.1%に対して+0.0%、米PPI(前月比)は市場予想+0.1%に対して-0.5%と、どちらも市場予想を下回り、特にPPIが前月より減少したことでインフレ懸念が後退しました。

一方で、米小売売上高(前月比)は市場予想-0.3%に対して-0.1%と市場予想を上回り、インフレと景気悪化の鈍化が示され、投資家のリスク選好姿勢が高まりました。

■次週の注目材料
11月21日(火)
FOMC議事要旨
11月24日(金)
日本CPI、米購買者担当景気指数(PMI)

次週はFOMCの議事要旨が注目されそうです。大きなサプライズはないと考えられるものの、米利上げ終了予測はかなり株式市場に織り込まれたと考えられるため、あるとすればネガティブな方向と見ています。

私のポジションについては、前週に続いてネガティブに働きました。日経平均は年初来高値に迫る勢いで上昇しましたが、それだけの経済指標が出揃ったため妥当と言えるでしょう。ただ、短期テクニカル的にはかなり高値水準まで買われているため、損切りするにしても一旦様子を見たいと思います。

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マーケットコメント(第4週)

今週の世界の株式市場は総じて上昇しました。先進国は上昇、米国を中心に買われました。新興国も上昇、韓国を中心に買われました。

◆主なプラス材料

  • 市場予想を上回る米購買者担当景気指数(PMI)
  • 米年末商戦への期待感の高まり

◆主なマイナス材料

  • FOMC議事要旨の内容がややタカ派的と受け止められたこと

<ムササビ親分のみ・か・た>

今週は、大きな材料はなかったものの、良い経済指標が素直にポジティブに働くような節もあり、若干マーケットの流れが変わりつつあるようにも感じました。

前週注目材料として挙げた、FOMCの議事要旨では市場予想よりもややタカ派な内容と受け止められ、株式市場の重しとなりました。ただし、大きなサプライズはなく、米国の利上げ局面が終わったとの見方は週を通して根強い状況でした。

こうした環境下で、ブラックフライデーから米年末商戦が本格的に始まることへの期待感がマーケットを押し上げました。週末に米PMIが総じて市場予想を上回ると、素直にポジティブな反応が起こりました。

■次週の注目材料
11月30日(木)
ユーロ消費者物価指数、米個人消費支出(PCEコア・デフレーター)
12月1日(金)
ISM製造業景況感指数、パウエルFRB議長発言

次週はユーロ圏と米国の物価関連指標に注目です。また、週末のISM製造業景況感指数も次週発表される米雇用統計を占う指標として関心が集まるでしょう。

私のポジションについては、またまたネガティブに働きました。日経平均は日中に年初来高値を上回る場面もあり、この辺りでもみ合う様子がうかがえます。基本的には下落を予想しますが、チャート的に上抜けると大きく上昇することも考えられるため、損切りも視野に機動的に動きたいと思います。

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