主軸資産:インド株式

2018年8月1日

インド

「経済成長力と成長ストーリーの信頼度が随一の資産、それがインド株式」

皆さんはインドと言ったらどのようなイメージを持っているでしょうか?もちろん、「カレー以外で」です。

人口増加が目覚ましく、ITや映画が盛んで、すごいスピードで経済発展している国。

こんな感じで、何となく経済成長がすごい国だということはイメージできるのではないでしょうか。インドは正にその漠然としたイメージを当てはめて投資しても問題ないくらい、成長ストーリーが分かりやすい国です。

インド株式の主な魅力を3点でまとめると、

  1. 人口増加による需要増加
  2. 需要増加から株価上昇の恩恵を受けやすい産業構造
  3. 新興国の中でも比較的低い投資のハードル

となります。

圧倒的な需要増加が見込まれる

まず人口増加についてです。

これは国連の推計値から、今後どの程度インドの人口が増加するのかをある程度把握できます。国連のデータによると、2017年のインドの人口は約13.4億人で、中国に次ぐ世界第2位ですが、これが2024年になると約14.4億人となり、中国を抜いて世界一の人口大国となることが推計されています。その増加人数 ”1億人” はやはり世界一で、そこからもたらされる物やサービスへの需要増加は莫大な規模と考えられます。

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人口増加が株価上昇に繋がる

次はインドの産業構造です。

人口が増えれば物やサービスの需要が高まり、企業業績にとってプラスに働きます。しかし、その需要をしっかりと取り込んで成長できるだけの競争力のある上場企業がその国に揃っていないと株価上昇は見込めません。

新興国において、そういった競争力のある企業は資源関連など海外需要を取り込んで成長する企業が多い傾向にあります。そのような企業は、自国の需要が高まるより、輸出相手国の需要の高まりや資源価格の上昇のほうが株価上昇へのインパクトが大きいと言えます。

前述した人口の話でも ”増加率” に焦点を当てるなら、圧倒的にアフリカ各国の方が高いのですが、この点と、後述する投資のハードルの高さの問題から、アフリカは「何となく良さそう」という理由だけで投資するには時期尚早と考えられます。

では、インドはどのような産業構造なのか?

そこでインド株式の代表的な指数の業種別時価総額構成比を見てみましょう。

インド株式の業種別構成比

上の図を見ると、”金融” や ”情報技術” などインド国内の需要を取り込める業種が上位に位置していることが分かります。また、同じく上位である ”一般消費財・サービス” も自動車・自動二輪車関連の企業がほとんどで、インド国内でのシェアが高い企業ばかりです。このことから、インドは新興国の中でも人口増加が素直に株価上昇に繋がり易い国と考えられます。

投資規制が少なくコストが低い

そして最後に投資のハードルです。

新興国への投資の問題点として、国の法律で海外からの投資が厳しく規制されていたり、政治情勢が不安定だったり、そもそも株式市場が発展していなかったりと、投資するハードルが高いことが挙げられます。そして、投資のハードルが高いとその分だけコストがかかるので、運用リターンにも直接影響してきます。

その点、インドの株式市場はアジアの中でもっとも歴史が古く、海外からの投資に対して比較的オープンな国であると言えます。このため新興国の中でも容易に分散投資ができ、コストがかからない分だけ高いリターンが期待できます。

高いパフォーマンス

インド株式の魅力については、「モディ政権の政策期待」などを筆頭に、挙げ始めればきりがないので、ここでは上記3点に留めておきますが、「インドは経済成長がすごくて比較的投資がしやすい国」ということは伝わったと思います。

それではここで、過去のインド株式の価格推移(配当込み、円換算ベース)を見てみましょう。

インド株式の価格推移

総じて大きく上昇していますが、一方でリーマンショックがあった2008年半ばは大きく下落していることもわかります。

インド株式のリターン推移

こちらは5年間のリターンの推移ですが、多くの期間で年率10%以上の高いリターンを示した一方、やはりリーマンショックの直前から始まる期間はマイナスリターンとなるケースがみられます。

運用手法でノイズを軽減

この問題点の解決策として、 ”分散投資” と ”時間分散” の活用が挙げらるわけです。(参照記事:負けないための運用手法①:分散投資負けないための運用手法②:時間分散

一般的に資産運用において、投資タイミングを見極めたり、運用期間中の大きな下落を回避するためには、投資資産の利益成長に対して現在の株価水準がどの程度割安なのか、あるいは割高なのかを常に判断しなければなりません。しかし、これは「ノイズを読む」と同じことですから、そのために行う分析の労力に見合うだけの成果が得られるとは限りません。このため、『負けない資産運用の王道』では ”分散投資” と ”時間分散” でお手軽にノイズを軽減することを推奨しています。

主軸資産としてインド株式に投資し、”分散投資” と ”時間分散” を活用してノイズを軽減することで、楽して真っ当な資産運用を行いましょう。