週間マーケットコメントとポートフォリオ実績(2023年2月)
ポート実績(2023年2月24日)
◇積立金額合計
2,950,000円
◇ポートフォリオ評価額
3,518,069円
◇損益
+568,069円(+19.3%)
◇各ファンドの騰落率推移
・インド株式
第1週:-2.1%
第2週:+2.4%
第3週:+1.6%
第4週:-0.9%
・為替ヘッジHY債券
第1週:+1.2%
第2週:-1.6%
第3週:-1.7%
第4週:-0.5%
・Jリート
第1週:-0.8%
第2週:-0.3%
第3週:+0.3%
第4週:+1.6%
※各ファンドや運用前提については 「私のポートフォリオ」シミュレーション開始 を参照してください。
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マーケットコメント(第1週)
今週の世界の株式市場は総じて上昇しました。先進国はユーロ圏を中心に買われました。一方、新興国はブラジルや中国が売られて下落しました。
◆主なプラス材料
- FOMC後のパウエル議長の発言が想定よりタカ派的でないとの見方が広がったこと
- 市場予想を下回る米雇用コスト指数
- 決算発表でコスト削減や自社株買い拡大の方針を示したメタ・プラットフォームズの急伸
◆主なマイナス材料
- 市場予想を上回る米雇用統計によってFRBの早期利上げ停止期待が後退したこと
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週は、前週の予想に反し上昇しました。FOMC後の上昇が想定外だった一方で、米雇用統計は株価の重しとなる内容でした。
1日(水)のFOMCでFRBは市場予想通り0.25%の利上げを決めました。声明文では、この先さらに複数回の利上げに動く可能性が示されネガティブに反応したものの、その後の記者会見では、パウエル議長が「ディスインフレ(物価の伸びの鈍化)のプロセスが始まった」と明言したことに加え、足元の株高などに対して強くけん制しなかったことが好感され米国株式市場が急上昇しました。
個別銘柄ではメタ・プラットフォームズが決算発表でコスト削減や自社株買い拡大の方針を示したことで急伸し、週間で22.9%上昇しました。
一方、週末に発表された米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比51万7000人増と市場予想の18万7000人増を大きく上回りました。失業率も3.4%と市場予想に反して53年ぶりの水準に低下したことで、労働市場の需給逼迫が改めて確認されました。これを受けて、前日まで高まっていたFRBの早期利上げ停止期待が後退し、売られる展開となりました。
次週は、重要指標の発表は比較的少ないですが、今週の米雇用統計の結果から、米利上げ見通しがかなり不透明になったため、2/7(火)にあるパウエルFRB議長のエコノミッククラブでの発言に注目が集まりそうです。
私のポジションの話をすると、日経平均は世界株式市場の動きに反して下落したため、ベアの追加はしていません。週明けは先物の動きから、これまた週末の米国株式市場の下落とは逆に上昇して始まる可能性が高いですが、週間では上値の重い展開を予想します。
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マーケットコメント(第2週)
今週の世界の株式市場は総じて下落しました。先進国はユーロ圏を中心に売られました。新興国は香港が大きく売られたことなどから下落しました。
◆主なプラス材料
- パウエル議長のインフレ鈍化を見通す発言
◆主なマイナス材料
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週は、前週の予想通り上値の重い展開でした。週間を通して、前週末に発表された強い米雇用統計を背景としたFRBの早期利下げ停止観測の後退が重しとなりました。
前週注目材料として挙げていた、パウエル議長のエコノミッククラブでのインタビューでは、「ディスインフレーションのプロセスが始まった」との発言がありました。マーケットでは、前週末の米雇用統計を受けてインフレを警戒する発言があるとの見方もあったため、この日の米国株式市場は上昇しました。
しかし、その後は他のFRB高官による金融引き締め継続を示唆する発言が相次ぎ、米長期金利は前週末の3.52%から今週末の3.74%へと大きく上昇、金利上昇に弱いハイテク株を中心に売られる展開となりました。
また、米ミシガン大学が行う消費者調査で1年後の予想インフレ率が4.2%と前月から0.3ポイント上昇し、高水準のインフレが続くとの見方が広がったことも嫌気されました。
次週は、2/14(火)の日本GDP速報値や米消費者物価指数(CPI)、2/15(水)の米小売売上高、2/16(木)の米卸売物価指数(PPI)などが注目材料でしょう。米CPIに最も注目が集まる可能性が高いですが、米PPIの方が先行性があるため、そちらもきっちりチェックしたいと思います。
最後にポジショントークですが、最近は日経平均が米国株式市場と離れて独自に動いており、“やりにくさ”を感じています。日銀総裁交代など日本固有の重要材料もあり、米国株式市場をウォッチしてればカバーできる局面ではないため、その辺りの意識修正をしながらポジションを作っていきたいと思います。とは言え、私の見通しを覆すような好材料が出る確率は小さいと考えているため、ベアポジションを基本とする戦略は維持します。
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マーケットコメント(第3週)
今週の世界の株式市場はほぼ横ばいでした。先進国は欧州を中心に買われ上昇しました。一方、新興国は中国を中心に売られ下落しました。
◆主なプラス材料
- 欧州委員会が2023年のユーロ圏の経済見通しを上方修正したこと
- 市場予想を下回る英消費者物価指数(CPI)
- 市場予想を上回る米小売売上高
◆主なマイナス材料
- 市場予想を上回る米卸売物価指数(PPI)
- 市場予想を上回る米消費者物価指数(CPI)
- FRB高官の相次ぐタカ派的な発言
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週は、米国や新興国の軟調な動きを欧州の上昇が支える格好となりました。
前週注目材料として挙げていた、米CPIは前月比で0.5%上昇(市場予想は0.4%上昇)、米PPIは前月比で0.7%上昇(市場予想は0.4%上昇)と、ともに市場予想を上回り米国株式市場の重しとなりました。この結果を受け、FRB高官の利上げ継続を示唆する発言が相次いだことも嫌気されました。
一方で、EUの欧州委員会は2023年のユーロ圏の実質成長率を前回から上方修正したことや、英CPIの伸び率が3ヵ月連続で鈍化し、市場予想を下回ったことなどが好感され相場を下支えしました。
次週は、2/22(水)のFOMC議事要旨、2/24(金)の日本消費者物価指数や米個人消費支出(PCEコア・デフレーター)などが注目材料でしょう。
前週は日本と米国の動きが乖離していることをコメントしましたが、今週は欧州も米国と逆の動きをしており、各国株式市場の相関がさらに薄れています。これの意味するところは、世界株式市場が非常に不安定な状況にあることだと言えるでしょう。米国のインフレ状況を見ると、利上げ停止期待が反映され始め、再び加速する芽も出てきたように思います。
大半の機関投資家やアナリストが年後半から世界株式市場の回復局面を見ていますが、後ずれする可能性も十分にあり、その可能性が色濃くなったタイミングで大きな下落も想定されます。引き続きベアポジションを維持してリスクヘッジしつつ、大きく張るタイミングを見極めたいと思います。
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マーケットコメント(第4週)
今週の世界の株式市場は総じて下落しました。先進国は米国を中心に売られました。新興国はブラジルやインドを中心に売られました。
◆主なプラス材料
- 良好な決算を発表したエヌビディアの急伸
◆主なマイナス材料
<ムササビ親分のみ・か・た>
今週は、前週コメントした通り、米国のインフレが再び加速する懸念が高まり、大きな悪材料となりました。
前週注目材料として挙げていた、米PCEコア・デフレーターは前年同月比4.7%上昇となり、前月の4.6%上昇から加速、市場予想も上回りました。これを受けて米長期金利は急上昇し、米国株式市場を押し下げました。
また、ホーム・デポの決算が市場予想を下回り、24年1月期通期が減益になるとの見通しも示したこと、ウォルマートの決算で24年1月期の利益見通しが市場予想に届かなかったことなどから、米景気や企業業績への先行き不透明感が広がったことも嫌気されました。
一方、画像処理半導体のエヌビディアが市場予想を上回る決算を発表したことで急伸、週間で8.9%上昇しました。同社は2023年1月末時点で世界株価指数(MSCI ACWI Index)の0.81%を占め、6番目に多く組み入れられており、世界株式市場を下支えしました。
次週は、3/1(水)のISM製造業景況感指数、3/2(木)のユーロ消費者物価指数、3/3(金)のISM非製造業景況感指数などが注目材料でしょう。3月は米雇用統計の発表が第2週となるため、それを睨んだ展開になりそうです。
相変わらず日本株式市場の値動きが世界と乖離しており、ポジションを動かしにくい状況ではありますが、日経平均のベアポジションの維持は継続したいと思います。
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