そういうもんだよねー（運用実績と週間マーケットコメント2020/10/16）

2020年10月18日

◎ポートフォリオの運用実績（2020/10/16時点）

◇積立金額合計
1,550,000円
◇ポートフォリオ評価額
1,574,330円
◇損益
＋24,330円（＋1.6％）
◇各ファンドの週間騰落率
インド株式：－2.8％
ヘッジHY債券：＋0.1％
Jリート：－1.8%

※各ファンドや運用前提については「私のポートフォリオ」シミュレーション開始を参照してください。

今週のマーケットコメント

今週の世界の株式市場は総じて下落しました。先進国は米国が小幅上昇したものの、その他の国が軒並み下落したことで下落しました。一方、新興国は中国の上昇がマーケット全体を引き上げ上昇しました。

＜瞬解！マーケットの声＞
規制強化までするなんて聞いてないよぉ～！

◆主なプラス材料

中国の新たな経済対策への期待
市場予想を上回る米小売売上高

◆主なマイナス材料

欧州におけるコロナ感染拡大を受けた規制強化
米追加経済政策への期待後退
コロナワクチン・治療薬の治験休止報道

今週は、新型コロナウイルスの感染急拡大に対応し、フランスや英国が夜間の外出制限や会合禁止などの規制強化を打ち出したこと、米追加経済対策についてムニューシン財務長官が米選挙前に何らかの合意に至るのは難しいとの考えを示したこと、ジョンソン・エンド・ジョンソンのコロナワクチンの治験休止やイーライ・リリーのコロナ抗体治療薬に対する米当局の治験休止勧告などが相場を押し下げました。

一方で、中国の新たな経済対策への期待が高まったことで中国市場が大きく上昇したことや、9月の米小売売上高が市場予想を上回り米国市場が週末にかけて持ち直したことなどが相場を下支えしました。

＜ムササビ親分のみ・か・た＞

今週は、米経済対策への期待も大分消化してきたようなマーケットになりました。米小売売上高が5カ月連続で増えたことが好感されたものの、その主な要因が株高と現金給付というところに危うさを感じます。

私のメインシナリオは変わらず、「年末商戦ボロボロ、株価急落」です。ここから、ある程度期待通りの経済対策が打ち出されたとしても、新型コロナウイルスの感染再拡大による各国の規制強化で打ち消されると考えます（今の株価はこれすら織り込んでないように見られることにも強い違和感）。「景気のV字回復期待が剥落した時の本来のあるべき株価水準はどのあたりで、そこからどこまで下方に株価がオーバーシュートしていくのか」を見極めるために、今後の展開を注視していきたいと思います。