週間マーケットコメントとポートフォリオ実績(2023年4月)

2023年5月1日

マーケットコメント(2023年4月)

ポート実績(2023年4月28日)

◇積立金額合計
3,050,000円

◇ポートフォリオ評価額
3,672,397

◇損益
+622,397円(+20.4%)

◇各ファンドの騰落率推移
・インド株式
第1週:+1.7%
第2週:+1.9%
第3週:+0.2%
第4週:+1.5%

・為替ヘッジHY債券
第1週:+0.7%
第2週:+0.7%
第3週:-0.8%
第4週:+0.2%

・Jリート
第1週:+0.8%
第2週:+0.5%
第3週:+0.9%
第4週:+2.3%

※各ファンドや運用前提については 「私のポートフォリオ」シミュレーション開始 を参照してください。

ポートフォリオ評価額と基準価額(2023.4.28)

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マーケットコメント(第1週)

今週の世界の株式市場は総じて下落しました。先進国は日本を中心に売られました。新興国は中国やインドが買われたものの、新興国指数の構成銘柄を中心に売られました。

マーケット騰落率(2023.4.7)

◆主なプラス材料

◆主なマイナス材料

<ムササビ親分のみ・か・た>

今週は、上記マイナス材料を見てわかる通り、主要経済指標が相次いで弱含んだことで売られました。

ADP雇用統計(前月比)
結果:14.5万人増
予想:21.0万人増
ISM非製造業景況感指数
結果:51.2
予想:54.3
ISM製造業景況感指数
結果:46.3
予想:47.3

最近は米経済指標が弱含むとFRBの利上げ観測が弱まり、株価は上昇する傾向にあったのですが、足元の世界的な金融不安もあり、今週は景気見通しの方がより重視される展開となりました。

こうした背景から、週末の米雇用統計の結果が前月比23.6万人増と市場予想の23.9万人増を若干下回った一方、失業率が3.5%と市場予想の3.6%を下回り、総じて市場予想通りの内容となったことはポジティブに受け止められました。この日の米株式市場は休場ですが、先物市場が上昇しています。

ただし、米債券市場では次回5月のFOMCで利上げが実施されるとの予想が強まり、利回りが上昇しています。この辺りが株式市場ではどう捉えられ、どのような動きをするかは注視する必要があります。

■次週の注目材料
4月12日(水)
米消費者物価指数(CPI)FOMC議事要旨
4月13日(木)
米卸売物価指数(PPI)
4月14日(金)
米小売売上高

順当に米CPIが注目される週となりそうです。ただし、前述した通り、足元では景気見通しが重視される傾向にあるため米小売売上高の結果も見逃せません。米雇用統計の結果を受けて月曜日の米株式市場がどのように反応するかも重要な判断材料となるでしょう。

私のポジションについては、前週末に日経平均ベアの積み増しを行いました。結果的には2日ほど早いエントリーとなりましたが週間で見れば下落したのでまずまずのタイミングだったと言えます。足元は上値が重いながらも物価関連指標が落ち着いてきたことでボックス圏相場が続いているため、ここからもう一段下落するようであれば、積み増した分は利確することを検討しています。

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マーケットコメント(第2週)

今週の世界の株式市場は総じて上昇しました。先進国は日本を中心に買われました。新興国はブラジルや韓国を中心に買われました。

マーケット騰落率(2023.4.14)

◆主なプラス材料

◆主なマイナス材料

  • 市場予想を下回る米小売売上高
  • FOMC議事要旨が金融引き締めに積極的と受け止められたこと

<ムササビ親分のみ・か・た>

今週は、前週注目材料として挙げていた物価関連指標が市場予想を下回り、世界株式市場は堅調に推移しました。

FOMC議事要旨の内容が金融引き締めに積極的と受け止められたことが重しとなったものの、米CPIが前月比0.1%上昇と市場予想の0.2%上昇を下回ったこと、同じく米PPIが前月比0.5%下落と市場予想の横ばいを下回ったことで、FRBの利上げ観測が後退し買われました。

一方で、週末に発表された米小売売上高が前月比1.0%減と市場予想0.5%減を下回り、消費下振れによる景気減速懸念が高まったことで上げ幅を縮小しました。

■次週の注目材料
4月20日(木)
ECB理事会議事要旨、米景気総合指数(先行指数)
4月21日(金)
日本消費者物価指数、米購買担当者景気指数(PMI)

次週は最重要レベルの材料はありませんが、利上げ見通しよりも景気見通しに注目が少しずつシフトしている状況を踏まえると、米景気総合指数(先行指数)や米PMIなども株価が大きく動くトリガーになり得ると見ています。

私のポジションについては、バフェット氏の日本株物色ニュースが想定外で、前週から今週にかけて完全に行って来いの展開になり、利確のタイミングを逃す結果となりました。ただし、足元は悪材料がないことを理由とした楽観ムードの傾向が強いと感じています。逆に言えば、悪材料に大きく反応しやすいマーケットでもあり、現在のベアポジションは維持したいと考えます。

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マーケットコメント(第3週)

今週の世界の株式市場は総じて下落しました。先進国は米国が下落したもののそれ以外の主要国が買われました。新興国は台湾やブラジルを中心に売られました。

マーケット騰落率(2023.4.21)

◆主なプラス材料

  • 市場予想を上回る米購買担当者景気指数(PMI)
  • 海外投資家を中心に日本株市場が再評価され上昇したこと

◆主なマイナス材料

  • 市場予想を下回る米景気総合指数(先行指数)
  • テスラの大幅下落

<ムササビ親分のみ・か・た>

今週は、新興国の下落を米国以外の先進国がカバーする格好となりました。

前週注目材料として挙げていた、コンファレンスボード発表の米景気総合指数(先行指数)は前月比1.2%低下と市場予想0.7%低下を下回り売られました。また、米企業決算が本格化する中で、テスラの1〜3月期決算が売上高や利益率で市場予想を下回り、週間で10.8%下落したこともマーケットの重しとなりました。

一方、同じく注目材料として挙げていた米PMIは50.4と市場予想49.0を上回り好感されました。また、バフェット氏が日本の5大商社株の保有比率を引き上げたとの報道等を手掛かりに、海外投資家を中心に日本株へ資金が流れたことなどがマーケットを下支えました。

■次週の注目材料
4月25日(火)
アルファベット決算、マイクロソフト決算
4月26日(水)
メタ・プラットフォームズ決算
4月27日(木)
米実質GDP速報値、アマゾン・ドット・コム決算
4月28日(金)
日銀金融政策決定会合(2日目)、ユーロ実質GDP速報値、米個人消費支出(PCEコア・デフレーター)

次週は経済指標より米主要ハイテク株の決算に注目が集まりそうです。ただ、金曜日は日米欧の重要経済指標が発表されるため、そちらも見逃せません。

私のポジションについては、今週もバフェット氏の日本株物色ニュースがマイナスに響く結果となりました。ただ、米国株は前週の楽観ムードにモヤがかかった状態になっており、日本株市場がそれに反発して上昇し続ける力強さは持っていないと見ています。このため、ベアポジションは維持する方針です。

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マーケットコメント(第4週)

今週の世界の株式市場は総じて上昇しました。先進国は上昇、日本や米国を中心に買われました。一方で新興国は下落、韓国を中心に売られました。

マーケット騰落率(2023.4.28)

◆主なプラス材料

◆主なマイナス材料

  • 市場予想を下回る米実質GDP
  • 市場予想をやや上回るPCEコア・デフレーター
  • ファースト・リパブリック・バンクの暴落

<ムササビ親分のみ・か・た>

今週は、経済指標の悪さを個別企業決算の良さがカバーする内容となりました。

前週注目材料として挙げていた米実質GDP速報値は前期比+1.1%と市場予想+2.0%を下回ったことに加え、PCEコア・デフレーターが前年同月比+4.6%と市場予想+4.5%をやや上回ったことで、「インフレ+景気悪化」が改めて意識され、マーケットの上値を抑えました。

また、ファースト・リパブリック・バンクが決算で大規模な預金流出が判明、その後大手行への追加支援要請や新株発行を検討していると伝わり、週間で-75.4%と大暴落しました。これが他の銀行の株価へ悪影響を及ぼしたことも重しとなりました。

一方で、メタ・プラットフォームズマイクロソフトなどの決算が市場予想を上回るなど、個別企業の決算が総じて良好だったことが好感されました。前週注目材料として挙げていた主要ハイテク株の週間騰落率は以下の通りです。

  • メタ・プラットフォームズ:+12.9%
  • マイクロソフト:+7.5%
  • アルファベット:+2.2%
  • アマゾン・ドット・コム:-1.4%

■次週の注目材料
5月1日(月)
ISM製造業景況感指数
5月2日(火)
ユーロ消費者物価指数
5月3日(水)
FOMC(2日目)、ISM非製造業景況感指数ADP雇用統計
5月4日(木)
アップル決算、ECBの政策金利発表
5月5日(金)
米雇用統計

次週は、日本はGWですが月初の週とFOMCが重なっているため非常に多くの重要指標が発表されます。FOMCに関しては、0.25%の利上げをマーケットがほぼ織り込んでいるため、利上げ自体にサプライズはないと考えますが、その後の記者会見次第では大きく動く可能性があると見ています。また、個別企業決算も時価総額世界第1位のアップルが控えており注目されています。

私のポジションについては、相変わらず日本株が強く、週明けも上昇して始まる事が予想されて涙目状態ですが、短期テクニカル指標的にも買われ過ぎの水準に近づいているため、値動きによってはベアの買い増しも検討しています。

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