“移動”を“旅”に変える魔法（運用実績と週間マーケットコメント2020/10/30）

2020年11月2日

◎ポートフォリオの運用実績（2020/10/30時点）

◇積立金額合計
1,550,000円
◇ポートフォリオ評価額
1,561,316円
◇損益
＋11,316円（＋0.7％）
◇各ファンドの週間騰落率
インド株式：－1.8％
ヘッジHY債券：－0.9％
Jリート：－2.5%

※各ファンドや運用前提については「私のポートフォリオ」シミュレーション開始を参照してください。

今週のマーケットコメント

今週の世界の株式市場は総じて下落しました。先進国はユーロ圏を中心に大きく下落しました。新興国も下落、特にブラジルの下落が目立ちました。

＜瞬解！マーケットの声＞
やっぱり再拡大しちゃうかー！

◆主なプラス材料

良好な米経済指標

◆主なマイナス材料

欧米における新型コロナ感染拡大と規制強化
米主力ハイテク株の業績期待剥落
米追加経済政策への期待後退

今週は、7～9月期の米実質GDP速報値が市場予想を上回ったことなどが好感されたものの、欧米で新型コロナ感染拡大の歯止めがかからず、下落する展開となりました。欧州はイギリス、フランス、イタリアに続きドイツでもレストランの閉鎖や大型イベントの中止を検討しているとの報道が伝わった他、米国でも感染者数が1日で8万8500人と過去最多を更新し、外出自粛や経済活動の制限規制が強まるとの見方が広がりました。

このような中、これまで世界株式を牽引してきた米主力ハイテク株の業績期待が剥落したこともマーケットの重しとなりました。アップルは7～9月期決算でiPhoneの売上高が大幅に減ったことが嫌気されました。アマゾン・ドット・コムは10～12月期の営業利益見通しが市場予想を下回ったことで売られました。

＜ムササビ親分のみ・か・た＞

今週は、欧米で新型コロナ感染再拡大が明白となったことに加え、各国の追加経済対策期待も後退したことから、いよいよ「期待していた業績回復は起こらない」という見方が逆転優勢となりました。状況的にはほぼ私の想定通りとなっていますが、新型コロナの感染者数増加が比較的軽微な日本やその他アジア圏を中心に「余り金が無理やり行き場を探すような動き」も見られます。これら資金が白旗を揚げて行き場を失った時、この下落はさらに加速するでしょう。

いずれにしても、年末ということもあって薄商いの中での乱高下が想定されるため、相当な難しいマーケットになることは間違いなさそうです。このため、「年明けまでの一時的な撤退」などの安全策は戦略として “十分あり” と考えます。